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国産・無添加だけじゃない!愛犬のための本当に安全なフードの選び方

「愛犬には、安全なものを食べさせたい…」「国産・無添加のドッグフードなら安心!」

愛犬の健康を願う飼い主さんにとって、「国産」「無添加」という言葉は、とても魅力的に聞こえますよね。 しかし、「国産・無添加」と表示されているドッグフードなら、本当に何でも安心なのでしょうか?

実は、「国産」「無添加」という言葉だけを鵜呑みにしてフードを選ぶのは、少し危険です。 愛犬にとって本当に安全なフードを選ぶためには、様々な視点から情報を集め、総合的に判断する必要があります。

この記事では、「国産・無添加」ドッグフードの真実、本当に安全なフード選びの5つのチェックポイント、+αのフード選び、そしてフード選びで迷った時の対処法まで、詳しく解説します。

この記事を読めば、もうフード選びで迷わない! 愛犬にぴったりの、安心・安全なドッグフードを見つけましょう!

「国産・無添加なら安心!」…その選び方、本当に大丈夫?

なぜ国産・無添加が良いと言われるの?

「国産・無添加」のドッグフードが、安全性の高いフードとして認識されている理由は、主に以下の3つです。

  1. 国産 = 安心・安全というイメージ: 国産の食品は、厳しい品質管理のもとで製造されているというイメージがあり、安心・安全だと思われています。

  2. 添加物への不安: 人工添加物(着色料、香料、保存料など)は、アレルギーや消化不良の原因となる可能性があり、健康に悪影響を及ぼすのではないかという不安があります。

  3. 情報収集のしやすさ: 国産ドッグフードは、輸入ドッグフードに比べて、情報収集がしやすいというメリットがあります。 メーカーのウェブサイトやお客様相談室などで、原材料や製造工程、品質管理などについて、詳しく知ることができます。

国産・無添加ドッグフードのメリット

国産・無添加ドッグフードには、以下のメリットがあります。

  • 安全性への期待: 国産の食材を使用し、添加物を極力使用していないため、安全性への期待が高まります。

  • 新鮮さへの期待: 国内で製造されているため、輸送時間が短く、新鮮な状態で手に入れることができる可能性があります。

  • 安心感: 生産者の顔が見える、トレーサビリティが確保されているなど、安心感があります。

  • 日本の犬に合う可能性: 日本の犬の体質や飼育環境に合わせて作られていることが多いです。

知っておきたい!国産・無添加ドッグフードの注意点

国産・無添加ドッグフードを選ぶ際は、以下の点に注意が必要です。

「国産」の定義

「国産」という表示には、

  • 原材料が全て国産
  • 最終加工国が日本

の2つの意味があります。

「国産」と表示されていても、原材料の一部が外国産である場合があります。 原材料の産地が気になる場合は、メーカーに問い合わせて確認しましょう。

「無添加」の定義

「無添加」という言葉には、明確な法的定義がありません。 そのため、メーカーによって「無添加」の基準が異なり、消費者を混乱させる原因となっています。

例えば、

  • 「人工着色料無添加」: 人工着色料は使用していませんが、人工香料や保存料は使用している可能性があります。

  • 「保存料無添加」: 保存料は使用していませんが、酸化防止剤は使用している可能性があります。

  • 「〇〇無添加」: 特定の添加物のみを使用していないことを強調しているだけで、他の添加物は使用している可能性があります。

このように、「無添加」と表示されていても、全ての添加物が使用されていないとは限りません。

栄養バランス

「国産・無添加」にこだわりすぎて、栄養バランスが偏ってしまうことがあります。 犬に必要な栄養素が、過不足なく含まれているか、必ず確認しましょう。

愛犬のために、飼い主さんができること

愛犬に安全なドッグフードを与えるためには、飼い主さん自身が、正しい知識を持ち、賢くフードを選ぶことが大切です。

「国産」「無添加」という言葉だけに惑わされず、

  • 原材料表示をしっかりチェックする
  • メーカーのウェブサイトなどで情報収集をする
  • 獣医さんに相談する

など、愛犬に合ったフードを選ぶようにしましょう。

本当に安全なフード選び、5つのチェックポイント

チェックポイント1:原材料表示を徹底確認!

安全なドッグフードを選ぶ上で、最も重要なのが、原材料表示をチェックすることです。 原材料は、使用量の多い順に記載されています。

具体的な食材名

「チキンミール」「ミートミール」などの曖昧な表記は避け、「鶏肉」「牛肉」など、具体的な食材名が記載されているフードを選びましょう。

避けたい原材料

以下の原材料は、できるだけ避けるようにしましょう。

  • 4Dミート: 「Dead(死んだ動物の肉)」「Dying(死にかけている動物の肉)」「Diseased(病気の動物の肉)」「Disabled(障害のある動物の肉)」の頭文字をとったもので、人間が食べられないような粗悪な肉のことです。

  • 穀物(特に小麦、トウモロコシ): 犬によっては、アレルギーの原因となることがあります。

  • 大豆: 消化しにくく、アレルギーの原因となることもあります。

  • 肉副産物

チェックポイント2:添加物の種類と量を確認!

添加物は、ドッグフードの品質を保ったり、嗜好性を高めたりするために使用されます。 しかし、中には、犬の健康に悪影響を及ぼす可能性のある添加物もあります。

不要な添加物

以下の添加物は、できるだけ避けるようにしましょう。

  • 着色料: 見た目を良くするために使用されますが、犬にとって必要のない添加物です。 中には、アレルギーの原因となるものもあります。

  • 香料: 食いつきを良くするために使用されますが、犬にとって必要のない添加物です。 人工香料は、アレルギーの原因となることがあります。

注意すべき添加物

以下の添加物は、注意が必要です。

  • 保存料(ソルビン酸、プロピオン酸など): カビや細菌の繁殖を抑えるために使用されますが、大量に摂取すると、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。

  • 酸化防止剤(BHA、BHT、エトキシキンなど): フードの酸化を防ぐために使用されますが、発がん性やアレルギーのリスクが指摘されています。

チェックポイント3:栄養バランスをチェック!

犬に必要な栄養素が、過不足なく含まれているか確認しましょう。 AAFCO(米国飼料検査官協会)の栄養基準を満たしているフードは、パッケージに「総合栄養食」と表示されています。

AAFCO

日本のペットフード公正取引協議会もAAFCOの基準を採用しています。

チェックポイント4:情報開示をチェック!

信頼できるメーカーは、原材料の産地や品質、製造工程、品質管理など、情報を積極的に開示しています。

メーカーのウェブサイト

メーカーのウェブサイトで、以下の情報を確認しましょう。

  • 原材料の産地、品質
  • 製造工程、品質管理
  • 栄養成分
  • お客様相談室の連絡先
お客様相談室

疑問や不安な点がある場合は、お客様相談室に問い合わせてみましょう。 丁寧に対応してくれるメーカーは、信頼できる可能性が高いです。

チェックポイント5:愛犬に合ったフードを選ぶ

ライフステージ

愛犬の年齢(子犬、成犬、シニア犬)に合わせて、フードを選びましょう。

  • 子犬: 高タンパク質・高カロリーで、カルシウムやリンなどのミネラルが豊富に含まれているフードを選びましょう。

  • 成犬: 栄養バランスの取れたフードを選びましょう。

  • シニア犬: 低カロリー・低脂肪で、消化しやすく、関節ケア成分や抗酸化成分などが配合されているフードを選びましょう。

体質

愛犬の体質(アレルギー体質、肥満気味、消化器系が弱いなど)に合わせて、フードを選びましょう。

さらに安心!+αのフード選び

ヒューマングレード

人間が食べられる品質の原材料を使用しているフードです。 より安心して愛犬に与えることができます。

グレインフリー/グルテンフリー

穀物アレルギーや小麦アレルギーを持つ犬には、グレインフリー(穀物不使用)やグルテンフリー(小麦、大麦、ライ麦などに含まれるタンパク質の一種を含まない)のフードを選びましょう。

オーガニック

農薬や化学肥料を使用せずに栽培された、有機JAS認証の原材料を使用したフードです。

信頼できるメーカー

情報開示がしっかりしている、獣医師や専門家と連携している、お客様相談室があるなど、信頼できるメーカーを選びましょう。

フード選びで迷ったら?

獣医さんに相談する

愛犬の健康状態や体質に合ったフードを選ぶためには、獣医さんに相談するのが一番です。

専門家(ペット栄養管理士など)に相談する

ペット栄養管理士などの専門家は、犬の栄養学に関する専門知識を持っています。 フード選びのアドバイスを受けることができます。

口コミや評判を参考にする

他の飼い主さんの口コミや評判を参考に、フードを選ぶのも良いでしょう。 ただし、口コミや評判は、あくまで参考程度にとどめ、鵜呑みにしないようにしましょう。

目次

まとめ: 愛犬の健康は、飼い主さんの「知識」と「愛情」で守る!

愛犬に安全なドッグフードを選ぶためには、飼い主さん自身が、正しい知識を持ち、賢くフードを選ぶことが大切です。

今回ご紹介した情報を参考に、

  • 「国産」「無添加」という言葉だけに惑わされない
  • 原材料表示を徹底チェックする
  • 添加物の種類と量を確認する
  • 栄養バランスをチェックする
  • 情報開示をチェックする
  • 愛犬に合ったフードを選ぶ

など、愛犬にぴったりのドッグフードを見つけて、健やかな毎日をサポートしてあげましょう。

愛犬の「美味しい!」という笑顔と健康のために、今日からできるフード選びを始めましょう!

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