「愛犬には、安全なドッグフードを食べさせたい…」「でも、情報が多すぎて、何を選べばいいのかわからない…」
愛犬の健康を願う飼い主さんにとって、ドッグフード選びは、とても重要な問題ですよね。 最近では、「ヒューマングレード」「オーガニック」「グレインフリー」など、様々なドッグフードが販売されていますが、これらの言葉が表示されていれば、本当に安全なのでしょうか?
実は、ドッグフードの安全性は、表示されている言葉だけでなく、原材料、添加物、製造工程など、様々な要素を総合的に判断する必要があります。
この記事では、ドッグフードの安全基準、安全なドッグフード選びの3つの確認ポイント、+αの視点、そしてよくある質問まで、詳しく解説します。
この記事を読めば、もうドッグフード選びで迷わない! 愛犬にぴったりの、安心・安全なドッグフードを見つけましょう!
「このドッグフード、本当に安全?」愛犬のために、知っておきたい安全基準
ドッグフードの安全性、何が問題?
ドッグフードの安全性に関して、問題となる可能性があるのは、主に以下の4点です。
粗悪な原材料: 人間が食べられないような粗悪な肉(4Dミートなど)や、穀物のかさ増しなど、品質の低い原材料が使用されている場合があります。
アレルゲン: 犬によっては、特定の食材に対してアレルギー反応を示すことがあります。 牛肉、鶏肉、乳製品、小麦、卵、大豆などが、主なアレルゲンとして知られています。
残留農薬: 原材料の農作物に、農薬が残留している可能性があります。
遺伝子組み換え作物: 遺伝子組み換え作物が使用されている場合があります。
人工添加物: 着色料、香料、保存料などの人工添加物は、アレルギーや消化不良の原因となることがあります。
酸化防止剤: BHA、BHT、エトキシキンなどの酸化防止剤は、発がん性やアレルギーのリスクが指摘されています。
衛生管理: 製造工場の衛生管理が不十分だと、細菌やカビなどが発生し、食中毒の原因となることがあります。
品質管理: 品質管理が不十分だと、原材料の品質が劣化したり、異物が混入したりする可能性があります。
栄養不足: 犬に必要な栄養素が不足していると、成長不良、免疫力低下、貧血などを引き起こす可能性があります。
栄養過多: 特定の栄養素を過剰に摂取すると、肥満や病気の原因となることがあります。
「ヒューマングレード」「オーガニック」「グレインフリー」…本当に安全?
ヒューマングレード: 一般的に「人間が食べられる品質の原材料を使用している」という意味で使われます。 しかし、「ヒューマングレード」という言葉には、法律で定められた明確な定義や基準がありません。 メーカーによって解釈が異なるため、「ヒューマングレード」と表示されていても、過信は禁物です。
オーガニック: 農薬や化学肥料を使用せずに栽培された、有機JAS認証の原材料を使用したフードのことです。 安全性への期待は高まりますが、オーガニックだからといって、全ての犬にとって安全とは限りません。
グレインフリー: 穀物全般(米、小麦、トウモロコシ、大麦など)を使用していないフードのことです。 穀物アレルギーを持つ犬には適していますが、穀物アレルギーでない犬にとっては、必ずしも必要ではありません。
これらの言葉は、あくまで品質判断の一つの目安です。 これらの言葉だけに惑わされず、原材料表示や成分表示などをしっかり確認し、愛犬に合ったフードを選ぶことが大切です。
安全なドッグフード選び、難しく考えないで!
「安全なドッグフードを選ぶのって、難しそう…」
そう思ってしまうかもしれませんが、難しく考える必要はありません! 次の章から、安全なドッグフード選びの3つの確認ポイントを解説します。 この3つのポイントを押さえれば、誰でも簡単に、安全なドッグフードを選ぶことができます。
愛犬を守る!ドッグフードの安全基準
ドッグフードの安全性を判断するためには、以下の基準を参考にしましょう。
日本の基準
日本では、以下の法律や業界団体の自主基準によって、ペットフードの安全性が規制されています。
- ペットフード安全法: ペットフードの安全性を確保するための法律です。 有害な物質が含まれていないか、カビ毒や残留農薬などの基準が定められています。 また、製造業者や輸入業者には、届出や帳簿の備え付け、表示義務などが課せられています。
- ペットフード公正取引協議会: ペットフードの表示や広告に関する自主基準(公正競争規約)を定めています。 会員企業は、この規約を遵守する必要があります。 規約適合のフードには公正マークがついています。
海外の基準
海外のペットフードの安全基準としては、以下のものがあります。
- AAFCO(米国飼料検査官協会): アメリカの団体で、ペットフードの栄養基準を定めています。 日本のペットフード公正取引協議会もAAFCOの基準を採用しています。 AAFCOの栄養基準を満たしているフードは、パッケージに「総合栄養食」と表示されています。
- FEDIAF(欧州ペットフード工業連合会): ヨーロッパの団体で、ペットフードの栄養基準や表示に関するガイドラインを定めています。
基準だけでは不十分?
これらの基準は、あくまで最低限の基準です。 基準を満たしているからといって、全てのドッグフードが安全とは限りません。 飼い主さん自身が、原材料表示や成分表示などをしっかり確認し、愛犬に合ったフードを選ぶことが大切です。
これだけは確認!安全なドッグフード選び、3つのポイント
ポイント1:原材料表示を徹底チェック!
安全なドッグフードを選ぶ上で、最も重要なのが、原材料表示をチェックすることです。 原材料は、使用量の多い順に記載されています。
- 具体的な食材名が記載されているか: 「チキンミール」「ミートミール」などの曖昧な表記は避け、「鶏肉」「牛肉」など、具体的な食材名が記載されているフードを選びましょう。
- 避けたい原材料:
- 4Dミート: 「Dead(死んだ動物の肉)」「Dying(死にかけている動物の肉)」「Diseased(病気の動物の肉)」「Disabled(障害のある動物の肉)」の頭文字をとったもので、人間が食べられないような粗悪な肉のことです。
- 肉副産物: 何の動物のどの部位を使用しているのか明確でないため
- 穀物(特に小麦、トウモロコシ): 犬によっては、アレルギーの原因となることがあります。
- 大豆: 消化しにくく、アレルギーの原因となることもあります。
ポイント2:添加物の種類と量を確認!
添加物は、ドッグフードの品質を保ったり、嗜好性を高めたりするために使用されます。 しかし、中には、犬の健康に悪影響を及ぼす可能性のある添加物もあります。
- 不要な添加物:
- 着色料: 見た目を良くするために使用されますが、犬にとって必要のない添加物です。 中には、アレルギーの原因となるものもあります。
- 香料: 食いつきを良くするために使用されますが、犬にとって必要のない添加物です。 人工香料は、アレルギーの原因となることがあります。
- 注意すべき添加物:
- 保存料(ソルビン酸、プロピオン酸など): カビや細菌の繁殖を抑えるために使用されますが、大量に摂取すると、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
- 酸化防止剤(BHA、BHT、エトキシキンなど): フードの酸化を防ぐために使用されますが、発がん性やアレルギーのリスクが指摘されています。
- 安全な添加物:
- 酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物など): 天然由来の酸化防止剤です。
- ビタミン類、ミネラル類: 犬の健康維持に必要な栄養素です。
ポイント3:製造工程をチェック!
- 国内製造?海外製造?: 国産フードは、日本の食品衛生法に基づいて製造されているため、安全性は高いと言えます。 しかし、輸入フードの中にも、厳しい基準をクリアした安全なフードはたくさんあります。 原産国だけでなく、製造工程や品質管理体制などを総合的に判断しましょう。
- HACCP、ISOなどの認証: HACCP(危害分析重要管理点)やISO(国際標準化機構)などの認証を取得している工場は、衛生管理や品質管理が徹底されていると考えられます。
- 情報開示: 信頼できるメーカーは、原材料の産地や品質、製造工程、品質管理など、情報を積極的に開示しています。 メーカーのウェブサイトやパンフレットなどを確認し、情報開示の姿勢をチェックしましょう。
さらに安心!+αのドッグフード選び
- オーガニック: 農薬や化学肥料を使用せずに栽培された、有機JAS認証の原材料を使用したフードです。 より安全性を求める飼い主さんにおすすめです。
- グレインフリー/グルテンフリー: 穀物アレルギーや小麦アレルギーを持つ犬には、グレインフリー(穀物不使用)やグルテンフリー(小麦、大麦、ライ麦などに含まれるタンパク質の一種を含まない)のフードを選びましょう。
- 栄養バランス: AAFCO(米国飼料検査官協会)の栄養基準を満たしているフードは、パッケージに「総合栄養食」と表示されています。
- ライフステージ: 愛犬の年齢(子犬、成犬、シニア犬)に合わせて、フードを選びましょう。
- 愛犬の体質: 愛犬の体質(アレルギー体質、肥満気味、消化器系が弱いなど)に合わせて、フードを選びましょう。
- 信頼できるメーカー: 情報開示がしっかりしている、獣医師や専門家と連携している、お客様相談室があるなど、信頼できるメーカーを選びましょう。
ドッグフードの安全性に関するQ&A
Q: 「ヒューマングレード」は安全?
A: 「ヒューマングレード」とは、一般的に「人間が食べられる品質の原材料を使用している」という意味で使われます。 しかし、「ヒューマングレード」という言葉には、法律で定められた明確な定義や基準がありません。 メーカーによって解釈が異なるため、「ヒューマングレード」と表示されていても、過信は禁物です。 原材料表示や成分表示などをしっかり確認し、愛犬に合ったフードを選ぶようにしましょう。
Q: 「無添加」は安全?
A: 「無添加」とは、一般的に「人工添加物を使用していない」という意味で使われます。 しかし、「無添加」の定義も曖昧で、メーカーによって基準が異なります。 「無添加」という言葉だけに惑わされず、必ず原材料表示をチェックし、愛犬にとって安全なフードを選ぶようにしましょう。
Q: 手作り食は安全?
A: 手作り食は、飼い主さんが食材を自由に選ぶことができ、添加物を一切使用しない、安心・安全な食事を与えることができます。 しかし、栄養バランスが偏りやすいというデメリットもあります。 手作り食を与える場合は、獣医さんやペット栄養管理士に相談し、適切なレシピを作成するようにしましょう。
Q: フードの切り替えで気をつけることは?
A: 新しいフードに切り替える際は、一気に変えるのではなく、少しずつ時間をかけて切り替えることが大切です。
- 1週間程度の時間をかけて、徐々に新しいフードの割合を増やしていく
- 最初は、今までのフードに新しいフードを少量混ぜて与える
- 愛犬の様子を見ながら、徐々に新しいフードの割合を増やしていく
まとめ: 愛犬の健康は、飼い主さんの「知識」と「愛情」で守る!
愛犬に安全なドッグフードを選ぶためには、飼い主さん自身が、正しい知識を持ち、賢くフードを選ぶことが大切です。
今回ご紹介した情報を参考に、
- 原材料表示を徹底チェックする
- 添加物の種類と量を確認する
- 製造工程をチェックする
- 栄養バランス、愛犬のライフステージ・体質、信頼できるメーカーか確認する
など、総合的に判断して、愛犬にぴったりのドッグフードを見つけて、健やかな毎日をサポートしてあげましょう。
愛犬の「美味しい!」という笑顔と健康のために、今日からできるフード選びを始めましょう!