「うちの子、またフードを残してる…」「新しいフードに変えても、最初は食べるけど、すぐに飽きちゃう…」
小型犬は、グルメな子が多く、フードに飽きやすい傾向があります。 愛犬がフードに飽きてしまうと、栄養不足や体調不良につながる可能性があり、飼い主さんとしては心配ですよね。
「どうすれば、愛犬が飽きずにフードを食べてくれるようになるの?」
そんな悩みを解決するために、この記事では、「フードローテーション」という方法をご紹介します。 フードローテーションとは、定期的にフードの種類を変えることで、愛犬の食欲を刺激し、飽きを防ぐ方法です。
この記事では、フードローテーションのメリット・デメリット、正しい進め方、おすすめのフードタイプ、そしてよくある疑問まで、詳しく解説します。
愛犬の「美味しい!」という笑顔をキープするために、今日からできるフードローテーションを始めましょう!
「また残してる…」飽き性な小型犬、フードローテーションって効果ある?
なぜ?小型犬がフードに飽きる理由
小型犬がフードに飽きる理由は、様々ですが、主なものとしては、以下のものがあります。
嗅覚・味覚が優れている: 犬は、人間よりも嗅覚や味覚が優れているため、同じフードを長期間食べ続けると、匂いや味に飽きてしまうことがあります。
グルメな性格: 小型犬は、体が小さい分、グルメな子が多いと言われています。 新しい味や食感を求める傾向があります。
わがまま・甘え: 「フードを食べなければ、もっと美味しいものが出てくる」と学習し、わがままになってしまうこともあります。
体調不良: 体調が悪いと、食欲がなくなり、フードを食べなくなることがあります。
フードローテーションとは?
フードローテーションとは、定期的にドッグフードの種類を変えることです。 同じフードを長期間与え続けるのではなく、複数のフードを順番に与えることで、愛犬の食欲を刺激し、飽きを防ぐことを目的としています。
フードローテーションのメリット
フードローテーションには、以下のメリットがあります。
飽きを防ぐ: 定期的にフードの種類を変えることで、愛犬は常に新しい味や食感を楽しむことができ、飽きを防ぐことができます。
栄養バランスが整う: 様々な種類のフードを与えることで、栄養バランスが偏るのを防ぐことができます。
アレルギーのリスクを軽減する: 同じタンパク質源のフードを長期間与え続けると、アレルギーを発症するリスクが高まると言われています。 フードローテーションによって、様々なタンパク質源を摂取することで、アレルギーのリスクを軽減できる可能性があります。
食欲増進: 新しいフードへの興味から食欲が増進する
フードローテーションのデメリット
フードローテーションには、以下のデメリットもあります。
消化不良を起こす可能性がある: 急にフードを変えると、消化器官が慣れず、下痢や嘔吐などの消化不良を起こす可能性があります。
アレルゲンを特定しにくい: 複数のフードを与えることで、アレルゲンを特定しにくくなる可能性があります。
手間と費用がかかる: 複数のフードを購入し、管理する必要があるため、手間と費用がかかります。
愛犬の「飽き」サイン、見逃さないで!
愛犬がフードに飽きているサインは、以下の通りです。
- フードを残すようになった
- フードを食べる前に匂いを嗅いで、すぐに食べるのをやめてしまう
- フードを口に入れても、すぐに吐き出してしまう
- フードよりも、おやつや人間の食べ物を欲しがる
- 以前は喜んで食べていたフードを、食べなくなった
これらのサインが見られたら、フードローテーションを検討してみましょう。
失敗しない!フードローテーションの正しい進め方
ステップ1:愛犬に合ったフードを選ぶ
まずは、愛犬に合ったフードを複数選びましょう。
栄養バランス
「総合栄養食」と表示されているフードを選びましょう。 総合栄養食は、犬に必要な栄養素がバランス良く含まれており、毎日の主食として与えることができます。
嗜好性
愛犬の好みに合わせて、様々な味や食感のフードを選びましょう。 サンプルや少量パックなどを利用して、愛犬の食いつきを確かめるのがおすすめです。
アレルギー
アレルギーを持つ犬の場合は、アレルゲンとなる食材が含まれていないフードを選びましょう。 獣医さんに相談して、愛犬に合ったフードを選ぶのが安心です。
ステップ2:少しずつ切り替える
新しいフードに切り替える際は、一気に変えるのではなく、少しずつ時間をかけて切り替えることが大切です。
- 1週間程度の時間をかけて、徐々に新しいフードの割合を増やしていく
- 最初は、今までのフードに新しいフードを少量混ぜて与える
- 愛犬の様子を見ながら、徐々に新しいフードの割合を増やしていく
ステップ3:愛犬の様子を観察する
フードを切り替えている間は、愛犬の様子をよく観察しましょう。
- 食いつきは良いか
- 便の状態は良いか(下痢や嘔吐をしていないか)
- 皮膚や被毛に異常はないか
もし、愛犬に異変が見られた場合は、すぐにフードの切り替えを中止し、獣医さんに相談しましょう。
要注意!こんな時はローテーションを中止
- 下痢や嘔吐などの消化不良を起こした場合
- 皮膚のかゆみや発疹などのアレルギー症状が出た場合
- 食欲が低下した場合
- その他、体調に異変が見られた場合
これらの場合は、すぐにフードローテーションを中止し、獣医さんに相談しましょう。
フードローテーション、おすすめのフードタイプ
フードローテーションには、様々な方法があります。 ここでは、おすすめのフードタイプと、組み合わせ方を紹介します。
ドライ×ウェットの組み合わせ
ドライフードとウェットフードを組み合わせることで、食感の変化を楽しむことができます。 また、ウェットフードは水分含有量が多いため、水分補給にもなります。
同じメーカーの別フレーバー
同じメーカーのフードであれば、原材料や栄養バランスが似ているため、比較的スムーズに切り替えることができます。 チキン、ビーフ、ラム、フィッシュなど、様々なフレーバーをローテーションしてみましょう。
異なるメーカーの同タイプ
異なるメーカーのドライフード同士、またはウェットフード同士を組み合わせる方法です。 ただし、メーカーによって原材料や栄養バランスが大きく異なる場合があるため、注意が必要です。
手作り食との組み合わせ
手作り食と市販のフードを組み合わせる方法です。 手作り食は、愛犬の好みに合わせて食材を選ぶことができ、添加物を避けることができるというメリットがあります。 ただし、栄養バランスが偏らないように注意が必要です。
フードローテーションを成功させるためのQ&A
どのくらいの頻度でローテーションすればいい?
フードローテーションの頻度に、決まりはありません。 数週間ごと、数ヶ月ごと、季節ごとなど、愛犬の様子や飼い主さんのライフスタイルに合わせて、自由に決めることができます。
ただし、あまり頻繁にフードを変えると、消化器官に負担がかかる可能性があるため、注意が必要です。
フードを切り替えるタイミングは?
フードを切り替えるタイミングは、特に決まっていません。 しかし、以下のタイミングで切り替えるのがおすすめです。
- フードの袋が残り少なくなった時
- 季節の変わり目
- 愛犬の体調が良い時
ローテーション中に、おやつは与えてもいい?
フードローテーション中に、おやつを与えても問題ありません。 ただし、おやつの与えすぎは、栄養バランスを崩す原因となるため、注意が必要です。 また、アレルギーを持つ犬の場合は、アレルゲンとなる食材が含まれていないおやつを選びましょう。
フードローテーション中に、体調を崩したら?
フードローテーション中に、愛犬が体調を崩した場合は、すぐにフードローテーションを中止し、獣医さんに相談しましょう。
まとめ: フードローテーションで、愛犬の「美味しい!」をずっと!
フードローテーションは、愛犬の食欲を刺激し、飽きを防ぐための効果的な方法です。 しかし、正しい方法で行わないと、消化不良やアレルギーなどのトラブルを引き起こす可能性もあります。
今回ご紹介した情報を参考に、
- 愛犬に合ったフードを選ぶ
- 少しずつ切り替える
- 愛犬の様子を観察する
など、正しい方法でフードローテーションを行い、愛犬の「美味しい!」という笑顔をずっとキープしましょう。
「高品質な原材料を使用した、様々なフレーバーが楽しめるフード」や、「獣医師と共同開発した、栄養バランスと嗜好性を両立したフード」なども、選択肢の一つとして検討してみてはいかがでしょうか。
愛犬の健康と幸せのために、今日からできるフードローテーションを始めましょう!